seegongsik
単語帳
seegongsik
量子力学 · 小さな世界の法則

波と粒子、確率で見る量子の世界

二重スリットから水素軌道まで、小さな世界の直感を目で追いながら身につけます。

14 / 14
01量子は波であり粒子でもある
一つずつ届く点が、やがて干渉縞をつくる。経路を観測すると縞は消えて粒子になる。ドブロイ波長 λ = h/p。
#電子回折#二重スリット#光電効果
02波動関数の二乗が確率だ
波動関数 ψ そのものは見えないが、その二乗 |ψ|² が、どこで見つかるかの確率密度になる。全体の面積は 1 に規格化される。
#確率密度#量子状態#規格化
03閉じ込めるとエネルギーは飛び飛びになる
箱に閉じ込められた波は、両端がゼロの定常波だけが許される。整数倍の波長しか入らず、エネルギーは Eₙ = n²π²ℏ²/2mL² と飛び飛びになる。
#量子ドット#定常波#ゼロ点エネルギー
04位置と運動量は同時に絞れない
位置を絞ると運動量が広がる。狭い波束は多くの波数の和なので、積は Δx·Δp ≥ ℏ/2 を下回れない。
#不確定性#波束#フーリエ変換
05量子は壁を通り抜けて漏れ出す
古典的には越えられない壁の中でも、波動関数はゼロではなく指数的に減衰する。だから透過確率 T で壁の向こうへ漏れ出す。
#アルファ崩壊#走査トンネル顕微鏡#フラッシュメモリ
06測定の前は重ね合わせだ
測定の前は α|↑⟩ + β|↓⟩ のように複数の状態が重なっている。測定すると一つに収縮し、その確率は |α|²、|β|² だ。
#重ね合わせ#量子ビット#測定
07軌道は電子の確率の雲だ
軌道は ψ を動径部 R(r) と角度部 Y(θ,φ) に分けた確率の雲だ。形を決めるのは n, l, mₗ だけ。ここでは 2D 断面で見る。
#軌道#水素原子#電子雲
08調和振動子はエネルギー間隔が一定だ
硬い箱の壁ではなく、なめらかな放物線の谷に閉じ込めると、エネルギー階段は n² ではなく ℏω の等間隔になる。基底状態もゼロではない。Eₙ=(n+½)ℏω。
#調和振動子#ゼロ点エネルギー#分子振動
09有限の井戸は束縛状態をわずかしか持たない
壁が無限ではなく有限だと、束縛準位はわずかしかなく、波動関数は壁の中へ指数的に染み出す。井戸が深いほど準位は増える。
#有限井戸#束縛状態#量子ドット
10自由粒子は群速度で動き、広がる
一つの平面波は位相速度で進むが、実際の粒子は多くの波数の束で、群速度 v_g=ℏk/m で動いて広がる。物質波では v_g=2v_p。
#群速度#分散関係#波束
11時間とともに位相が回り、重ね合わせは揺れる
一つのエネルギー定常状態は位相 e^(−iEt/ℏ) が回るだけで |ψ|² は止まっているが、二つのエネルギーを重ねると確率は唸り振動数 ω=(E₂−E₁)/ℏ で揺れる。
#シュレディンガー方程式#定常状態#量子ビート
12観測量は演算子であり、平均は期待値だ
位置・運動量・エネルギーのような観測量はそれぞれ演算子だ。測定すると固有値が一つ出て、何度も測った平均が期待値 ⟨A⟩=∫ψ*Âψ dx になる。
#演算子#期待値#交換子
13エネルギーが飛び飛びだから光も線で出る
原子のエネルギー準位が飛び飛びなので、電子が準位間を跳ぶとちょうど一色の光子 E=hf=Eᵢ−E_f が出る。だから元素ごとに固有の線スペクトルを持つ。
#線スペクトル#光子#バルマー系列
14スピンはビームをちょうど二つに分ける
中性原子のビームを不均一な磁場に通すと、古典的な予想に反して連続した帯ではなくちょうど二つの点に分かれる。スピンが S_z=±½ℏ に量子化されているからだ。
#スピン#シュテルン-ゲルラッハ#磁気モーメント
このページがお役に立ったなら支援する