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高校2~高校3年生 (16-18歳)

生物の分類と多様性 わかりやすく

Biodiversity & Classification

地球にすむ何百万もの種は、共通する特徴と類縁関係にもとづいて、ドメイン、界、門、綱、目、科、属、種の階層に分類されます。 いちばん大きな階層であるドメインは細菌、古細菌、真核生物の三つで、古細菌は細菌よりも真核生物に近い関係にあります。 ある地域の種多様性は、種がいくつあるか(種の豊富さ)と、個体数が種ごとにどれだけ均等に分かれているか(均等度)をあわせて考え、生物多様性は遺伝的・種・生態系の三つのレベルで守る必要があります。 図では、三つのドメインの枝分かれと真核生物ドメインの四つの界、そして四種 20 個体の分布を変えたときに多様度指数と均等度が変わるようすを見ることができます。

生物を分類するわけ

💡 図書館の分類のように
①図書館で本を探すには主題ごとの分類が必要なように、何百万もの種も体系的に整理してはじめてあつかえる
②生物は、体のつくり、発生の過程、遺伝情報のような共通する特徴をもとに分類群に分けられる
③今日では DNA の塩基配列やタンパク質のアミノ酸配列をくらべて、生物どうしの類縁関係をより正確に明らかにする
④分類体系は進化の歴史を反映しているので、近い分類群ほど、より最近に共通祖先から分かれた

3 ドメイン説と分類の階層

分類階層

生物の分類の八つの階層

種多様性:豊富さと均等度

5
🔍 分布を変えると
①四種、合計 20 個体で種の豊富さが同じでも、個体数が均等に分かれているかどうかで種多様性は変わる
②一つの種(A 種)がほとんどを占めると、多様度指数 H′ = −Σ pᵢ ln pᵢ は小さい
③四種が 5 個体ずつ同じなら H′ は ln 4 ≈ 1.39 で最大になり、均等度 J′ = H′ ÷ ln 4 は 1 になる
④種多様性は種の豊富さと均等度の両方を反映し、どちらも高いほど生態系は安定する傾向がある

生物多様性の三つのレベル

生物多様性
遺伝的多様性 + 種多様性 + 生態系多様性
三つのレベルはつながっていて、どれか一つが減るとほかのレベルもいっしょに減る
💡 三つのレベルの意味
①遺伝的多様性:同じ種の中で個体ごとに遺伝子がちがう程度で、高いほど環境の変化や病気を生きのびる個体がいる可能性が大きい
②種多様性:ある地域にすむ種の数と、各種の個体数がどれだけ均等かの程度
③生態系多様性:森林、湿地、草原、海のように、すみかとなる環境が多様である程度
④生態系が多様ならそこにすむ種も多様になり、種が多様なら食物網が複雑になって生態系が安定する
⑤熱帯雨林は気候が安定し、エネルギーが豊富で、すみかとなる環境も多様なので、種多様性がとくに高い

総まとめ

🎯 試験ポイント
①3 ドメイン:細菌(核膜なし、細胞壁にペプチドグリカン)、古細菌(核膜なし、極限環境にすむ種が多い)、真核生物(核膜あり)
②古細菌は細菌よりも真核生物に近い
③分類の階層:ドメイン・界・門・綱・目・科・属・種
④学名は二名法で、属名(頭文字は大文字)と種小名(小文字)を斜体で書く
⑤種多様性 = 種の豊富さ + 均等度で、生物多様性には遺伝的・種・生態系の三つのレベルがある

最終更新

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