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単語帳
高校2~高校3年生 (16-18歳)

細胞呼吸

Cellular Respiration

細胞呼吸はブドウ糖を段階的に分解してATPを得る過程です。 解糖系・TCA回路・電子伝達系を経ると、酸素が十分なとき最大およそ38 ATPが得られます。 酸素が足りないと解糖系だけの発酵で2 ATPしか得られず、筋肉では乳酸が溜まります。 スライダーで酸素供給を減らし、電子伝達系が止まり総ATPがどう変わるかを確かめてみましょう。

ブドウ糖を燃やしてエネルギーを得る
🔥 細胞呼吸 = 緩やかな燃焼
①木を燃やすと熱と光が出る(燃焼)
②細胞もブドウ糖を「燃やして」ATPを作る(細胞呼吸)
③ただし一度に燃やすと細胞が燃え尽きるので段階的に!
細胞呼吸の3段階
8
💡 O₂を減らしてみよう!
①O₂が十分なら38 ATP(解糖2+TCA 2+電子伝達34)
②O₂不足では2 ATPのみ!(解糖のみ作動)
③これが激しい運動時に乳酸が溜まる理由(乳酸発酵)
核心公式
細胞呼吸全反応式
C₆H₁₂O₆ + 6O₂ → 6CO₂ + 6H₂O + エネルギー(38ATP)
ブドウ糖1分子完全分解で最大38 ATP生成

呼吸段階比較

Chart細胞呼吸3段階比較
段階場所基質産物ATP
解糖系細胞質ブドウ糖ピルビン酸2個2
TCA回路マトリックスアセチルCoACO₂·NADH·FADH₂2
電子伝達系内膜NADH·FADH₂H₂O34
発酵 — 酸素なしでのエネルギー生産

発酵比較

Chartアルコール発酵 vs 乳酸発酵
区分アルコール発酵乳酸発酵
生物酵母動物筋肉細胞
最終産物エタノール+CO₂乳酸
ATP2個2個
用途パン·酒·ビールヨーグルト·キムチ
例題と過去問で確認
例題 1
ブドウ糖1分子が酸素が十分な条件で完全に分解されるとき、生成される最大ATP数は?(解糖系·TCA回路·電子伝達系の合計)
1
解糖系で2 ATP、TCA回路で2 ATPが生成される。
2
電子伝達系でNADH·FADH₂が酸化され、最大34 ATPが生成される。
3
2 + 2 + 34 = 38 ATP。
最大38 ATP
ATPの大半(34個)は電子伝達系で生じる。酸素がなければ解糖系の2 ATPしか得られない。
例題 2
酸素が不足したヒトの筋肉細胞で、激しい運動中に起こる発酵の名称·最終産物·得られるATP数は?
1
動物の筋肉細胞は酸素が不足すると乳酸発酵を行う。
2
ブドウ糖は解糖系だけを経てピルビン酸になり、ピルビン酸は乳酸に還元される。
乳酸発酵、最終産物は乳酸、ATPは2個
発酵は解糖系のみが働くためATPは2個だけ。乳酸がたまると筋肉が疲労する。
共通テスト類題
ヒトの細胞呼吸についての説明として正しいものは?
解糖系はミトコンドリアの基質で起こる
TCA回路でCO₂が放出される
電子伝達系は酸素なしでも進行する
解糖系で最も多くのATPが生成される
乳酸発酵はミトコンドリアで起こる
② TCA回路でCO₂が放出される
1
TCA回路(ミトコンドリア基質)で炭素が酸化されてCO₂が放出され、NADH·FADH₂ができる。
2
解糖系は細胞質で起こり(①)、電子伝達系はO₂が必要で(③)、ATPは電子伝達系で最も多く(④)、発酵は細胞質で起こる(⑤)。
総まとめ
好気呼吸
38 ATP
O₂あり
嫌気発酵
2 ATP
O₂なし
🎯 試験ポイント
①解糖系:細胞質·ブドウ糖→ピルビン酸·2 ATP(O₂不要)
②TCA:マトリックス·CO₂発生·NADH/FADH₂生成
③電子伝達系:内膜(クリステ)·O₂必要·34 ATP(最大)
④O₂不足 → 発酵(アルコール or 乳酸)·解糖のみ
⑤電子伝達系の最終電子受容体 = O₂ → H₂O
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