例題 1
膵臓の消化酵素のように細胞外へ分泌されるタンパク質が合成され輸送される経路を順に並べると?
1分泌タンパク質は粗面小胞体(rER)に付着したリボソームで合成される。
2rER内に入ったタンパク質は輸送小胞に積まれてゴルジ体へ移動する。
3ゴルジ体で加工された後、分泌小胞が細胞膜と融合してタンパク質を細胞外へ放出する。
▸ リボソーム(rER) → 小胞体 → ゴルジ体 → 分泌小胞 → 細胞膜
膜で囲まれた小器官がタンパク質を生産·加工·配送する分業体系。リボソーム自体には膜がない。
例題 2
ある細胞を観察すると細胞壁と葉緑体があり、大きく一つだけの液胞が見えた。中心体とリソソームは見えない。動物細胞か植物細胞か?
1細胞壁(セルロース)と葉緑体は植物細胞だけにある構造である。
2大きく一つの液胞も植物細胞の特徴で、植物細胞は普通、中心体とリソソームを持たない。
▸ 植物細胞
核·ミトコンドリア·リボソーム·小胞体·ゴルジ体は共通で、細胞壁·葉緑体·大きな液胞が見えれば植物細胞。
共通テスト類題
動物細胞の細胞小器官についての説明として正しいものは?
①リボソームは単一の膜で囲まれている
②ミトコンドリアは自身のDNAを持たない
③リボソームには膜がなく、タンパク質合成(翻訳)が行われる
④ゴルジ体は光合成を担う
⑤リソソームはATPを生産する
▸ ③ リボソームには膜がなく、タンパク質合成(翻訳)が行われる
1リボソームはrRNAとタンパク質からなる膜のない小器官で、mRNAを翻訳してタンパク質を作る。
2ミトコンドリアは自身のDNAを持ち(②)、光合成は葉緑体(④)、ATP生産はミトコンドリア(⑤)が担うため、他は誤り。