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中学3年生 (14-15歳)

中3 DNAと遺伝子 わかりやすく

DNA and Genes

親に似た顔、血液型、ひとみの色といった形質は、細胞の核の中のDNAに書かれた情報から始まります。DNAは2本の鎖がねじれたはしごのような二重らせんで、はしごの横木がAとT、GとCが組になった塩基対です。 DNAのうち、特定のタンパク質をつくる情報がのっている部分を遺伝子といい、その情報は転写と翻訳を経てタンパク質に変わります。 1つ目の図を回すと、AはいつもTと、GはいつもCと向かい合っていることがわかり、2つ目の図を1段階ずつ進めると、DNAの情報がmRNAに写されてからタンパク質になる道すじが続きます。 ヒトの体細胞には46本(23対)の染色体があり、その中のDNAに約2万個の遺伝子が並んでいます。

DNAのつくり

🧬 ねじれたはしご
①DNAは2本の鎖がらせん状にねじれた二重らせん構造である
②はしごの縦の柱は、糖とリン酸が交互につながった骨組みである
③はしごの横木は塩基対で、A(アデニン)はT(チミン)と、G(グアニン)はC(シトシン)とだけ組になる
④4種類の塩基の並び方(塩基配列)が遺伝情報である
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遺伝子の発現

🔄 DNAからタンパク質まで
①遺伝子は、DNAのうち特定のタンパク質をつくる情報がのっている部分である
②転写:核の中で、遺伝子の塩基配列がmRNAに写しとられる
③翻訳:mRNAが細胞質のリボソームへ行き、その配列どおりにアミノ酸がつながってタンパク質になる
④できたタンパク質が酵素や体をつくる物質になり、形質があらわれる
DNA

染色体と遺伝子

🔬 核・染色体・DNA・遺伝子
①細胞の核の中に染色体がある
②染色体は、DNAがタンパク質に巻きついてまとまったものである
③DNAのいろいろな部分が、それぞれ1つの遺伝子である
④ヒトの体細胞には46本(23対)の染色体がある
⑤ヒトの遺伝子は約2万 ~ 2万5千個である

まとめ

DNAのつくり
DNA = 二重らせん(塩基対 A-T、G-C)
アデニンはチミンと、グアニンはシトシンと水素結合で組になる
遺伝子の発現
DNA →(転写)→ mRNA →(翻訳)→ タンパク質
遺伝子の塩基配列が、タンパク質のアミノ酸の並び方を決める
ヒトの染色体
ヒト = 46本(23対)の染色体
常染色体22対 + 性染色体1対(女性XX、男性XY)
🎯 テストでよく問われること
①DNAは二重らせん構造をもつ遺伝子の本体である
②塩基はA-T、G-Cで組になる(相補的な結合)
③遺伝子はDNAのうちタンパク質の情報をもつ部分である
④転写は核で、翻訳はリボソームで起こる
⑤ヒトの染色体は46本(23対)で、性染色体は女性XX、男性XYである

例題と単元テスト

例題 1
DNAの一方の鎖の塩基配列がA-T-G-Cのとき、組になるもう一方の鎖の塩基配列は何か。
1
DNAの塩基は、いつもAはTと、GはCと組になる(相補的な結合)。
2
したがって、A-T-G-Cと組になる鎖はT-A-C-Gである。
▸ T-A-C-G
一方の鎖がわかればもう一方が決まるので、細胞が分裂するときにDNAを正確に複製できる。
例題 2
遺伝情報がDNAからタンパク質としてあらわれるまでの過程を順に書き、転写と翻訳がそれぞれどこで起こるかを答えなさい。
1
転写:核の中で、遺伝子の塩基配列がmRNAに写しとられる。
2
翻訳:mRNAがリボソームへ行き、その配列どおりにアミノ酸がつながってタンパク質になる。
▸ DNA →(転写、核)→ mRNA →(翻訳、リボソーム)→ タンパク質
塩基が1つ変わるだけでアミノ酸の並び方が変わり、タンパク質の形やはたらきが変わることがある。
単元テスト
DNAと遺伝子についての説明として正しいものは?
①DNAではAはGと対をつくる
②翻訳は核の中で起こる
③遺伝子はDNAの特定の部分でタンパク質の情報をもつ
④ヒトの染色体はすべて46対である
⑤mRNAはタンパク質を直接分解する物質である
▸ ③ 遺伝子はDNAの特定の部分でタンパク質の情報をもつ
1
DNAではAはTと対をつくり(①誤)、翻訳はリボソームで起こり転写が核である(②誤)。
2
ヒトの染色体は23対(46本)であり(④誤)、mRNAは情報を伝える伝令である(⑤誤)。遺伝子はタンパク質の情報をもつDNAの特定の部分である(③正)。

最終更新

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