seegongsik
中学2年生 (13-14歳)

中2 消化・循環・排出 わかりやすく

Digestion, Circulation & Excretion

ご飯ひと口が体の中で使われるまでには、3つの器官系を順に通ります。 消化系は食べ物を血管に入れるほど小さな養分に分解し、循環系はその養分と酸素を全身の細胞へ運び、排出系は細胞が使った後に残る不要な物質をこし取って体の外へ出します。 1つ目の図は口から肛門まで食べ物が通る道すじで、分解された養分が吸収されるのは小腸です。 ボタンを切りかえると、養分を運ぶ血液の循環と、血液中の尿素をこし取って尿をつくる腎臓が続けて表示されます。

食べ物がエネルギーになるまで

🍚 3つの器官系のリレー
①消化系:食べ物をブドウ糖やアミノ酸のような小さな養分に分解し、小腸で吸収する
②循環系:吸収した養分と肺で受け取った酸素を血液にのせて全身の細胞へ運ぶ
③細胞は養分と酸素からエネルギーを取り出し(細胞の呼吸)、このときCO₂や尿素のもとになる不要な物質ができる
④排出系:血液中の尿素を腎臓でこし取り、尿として出す

協力して働く3つの器官系

三大栄養素の消化

炭水化物の消化
デンプン → 麦芽糖 → ブドウ糖
だ液やすい液のアミラーゼがデンプンを麦芽糖に、小腸の消化酵素が麦芽糖をブドウ糖に分解する
タンパク質の消化
タンパク質 → 途中の物質 → アミノ酸
胃のペプシンがまず小さく切り、すい液のトリプシンと小腸の消化酵素がアミノ酸まで分解する
脂肪の消化
脂肪 → 脂肪酸 + モノグリセリド
胆汁が脂肪を細かい粒に散らすと、すい液のリパーゼが分解する。胆汁には消化酵素がふくまれていない

循環と排出のポイント

❤️ 血液は2つの輪をめぐる
①肺循環:右心室 → 肺動脈 → 肺 → 肺静脈 → 左心房。肺でCO₂を出しO₂を受け取る
②体循環:左心室 → 大動脈 → 全身 → 大静脈 → 右心房。細胞にO₂と養分をわたし、CO₂と不要な物質を受け取る
③動脈血はO₂が多くあざやかな赤色、静脈血はCO₂が多く暗い赤色である
💧 腎臓が尿をつくるしくみ
①腎臓のはたらきの単位はネフロン(糸球体+ボーマンのう+細尿管)である
②ろ過:血圧によって、糸球体の血液のうち小さな物質(水・ブドウ糖・尿素・塩類)がボーマンのうへ出る
③再吸収:ブドウ糖とアミノ酸はすべて、水と塩類は大部分が細尿管から毛細血管へもどる
④分泌:ろ過されなかった不要な物質は、毛細血管から細尿管へさらに出される

まとめ

4つのはたらきは1本につながる
消化(分解・吸収) → 循環(運搬) → 細胞の呼吸(エネルギー) → 排出(不要な物質の除去)
どれか1つが止まると、細胞は養分や酸素を得られなくなるか、不要な物質がたまってしまう
🎯 テストでよく問われること
①消化と吸収の中心は小腸で、柔毛のおかげで吸収する表面積がとても広い
②胆汁は消化酵素ではなく、脂肪を細かい粒にする
③水にとける養分は毛細血管へ、脂肪にとける養分はリンパ管へ吸収される
④腎臓:糸球体でろ過、細尿管で再吸収と分泌
⑤便を出すことは排出ではない。排出は細胞がつくった不要な物質(尿素・CO₂など)を出すことである

例題と単元テスト

例題 1
デンプン・タンパク質・脂肪はそれぞれどの消化酵素で分解され、最終的に何になるか。
1
デンプンはアミラーゼと小腸の消化酵素でブドウ糖になり、タンパク質はペプシン・トリプシンと小腸の消化酵素でアミノ酸になる。
2
脂肪は胆汁で細かい粒にされた後、リパーゼで脂肪酸とモノグリセリドに分解される。
▸ デンプン → ブドウ糖(アミラーゼなど) / タンパク質 → アミノ酸(ペプシン・トリプシンなど) / 脂肪 → 脂肪酸 + モノグリセリド(リパーゼ)
養分ごとにはたらく消化酵素がちがう。胆汁は酵素ではなく、脂肪を細かく散らしてリパーゼがはたらきやすくする。
例題 2
消化された養分は小腸の柔毛でどのように吸収され、どこへ運ばれるか。
1
小腸の内側のひだと無数の柔毛が表面積を大きく広げ、養分をすばやく吸収する。
2
ブドウ糖・アミノ酸のような水にとける養分は柔毛の毛細血管へ、脂肪酸・モノグリセリドのような脂肪にとける養分はリンパ管へ入る。
▸ 柔毛が表面積を広げて吸収し、水にとける養分は毛細血管へ、脂肪にとける養分はリンパ管へ運ばれる
どちらの道に入った養分も、やがて心臓を通り、体循環にのって全身の細胞へ届く。
単元テスト
消化と吸収についての説明として正しいものは?
①ペプシンは口でデンプンを分解する
②脂肪はリパーゼによって脂肪酸とモノグリセリドに分解される
③小腸で吸収された脂肪酸は毛細血管に入る
④腎臓は食物を消化する器官である
⑤動脈血は二酸化炭素の多い血液である
▸ ② 脂肪はリパーゼによって脂肪酸とモノグリセリドに分解される
1
ペプシンは胃でタンパク質を分解し(①誤)、脂肪酸はリンパ管(乳び管)へ吸収される(③誤)。
2
腎臓は血液をろ過して老廃物を出す排出器官であり(④誤)、動脈血は酸素の多い血液である(⑤誤)。脂肪はリパーゼで脂肪酸とモノグリセリドになる(②正)。

最終更新

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