seegongsik
中学2年生 (13-14歳)

中2 血液循環 わかりやすく

Blood Circulation

握りこぶしほどの心臓は1日に約10万回縮み、そのたびに血液を送り出しています。 肺循環は右心室から肺へ行って左心房へ戻り、体循環は左心室から全身をめぐって右心房へ戻ります。 図の青い血管にはCO₂の多い静脈血が、赤い血管にはO₂の多い動脈血が流れ、肺を通るところで青が赤に変わります。 下の断面図では、動脈の厚い壁、毛細血管のうすい壁、静脈の広い内側を並べて見比べられます。

休まず働くポンプ、心臓

❤️ 左心室の壁がいちばん厚いわけ
①心臓は右心房・右心室・左心房・左心室の4つの部屋でできている
②心房は血液を受け入れ、心室は縮んで血液を送り出す
③左心室は全身のすみずみまで血液を押し出すので、筋肉の壁がいちばん厚い
④心房と心室の間、心室と動脈の間にある弁が、血液を一方向にだけ流す

2つの循環の道すじ

肺循環
右心室 → 肺動脈 → 肺 → 肺静脈 → 左心房
肺の毛細血管でCO₂を出してO₂を受け取り、静脈血が動脈血になる
体循環
左心室 → 大動脈 → 全身 → 大静脈 → 右心房
全身の毛細血管で細胞にO₂と養分をわたし、CO₂と不要な物質を受け取って、動脈血が静脈血になる

3種類の血管

💡 血管ごとに壁がちがうわけ
①動脈:心室から押し出された高い圧力にたえるため、壁が厚く弾力がある
②毛細血管:壁が細胞1層なので、血液と細胞の間で物質が出入りする
③静脈:圧力が低いので壁がうすく、ところどころにある弁が血液の逆流を防ぐ
④血圧は動脈>毛細血管>静脈の順で、血液の流れる速さは毛細血管がいちばんおそい

血液をつくるもの

血液 = 血しょう + 血球
血しょう(約55%)+ 血球(赤血球・白血球・血小板、約45%)
血しょうは養分・CO₂・不要な物質を溶かして運び、赤血球はO₂を運び、白血球は細菌などを取りこみ、血小板は血液を固めて傷口をふさぐ

まとめ

血液循環のまとめ
肺循環:右心室 → 肺 → 左心房 / 体循環:左心室 → 全身 → 右心房
2つの心房がいっしょに縮み、つづいて2つの心室がいっしょに縮むので、肺循環と体循環は1拍ずつ並んで進む
🎯 テストでよく問われること
①循環は心室から始まり心房で終わる
②肺動脈には静脈血、肺静脈には動脈血が流れる
③血管の名前は、心臓から出ていくか(動脈)入ってくるか(静脈)で決まる
④左心室の壁がいちばん厚い
⑤物質のやりとりは毛細血管だけで起こる

例題と単元テスト

例題 1
右心室から出た血液が左心房に着くまでに通る道すじと、その間に血液がどう変わるかを答えなさい。
1
右心室が縮むと、血液は肺動脈を通って肺へ行く。
2
肺胞をとり囲む毛細血管でCO₂を出してO₂を受け取り、肺静脈を通って左心房にもどる。
▸ 右心室 → 肺動脈 → 肺 → 肺静脈 → 左心房。この間に静脈血が動脈血に変わる
図の「肺循環」ボタンを押すと、この道すじだけが明るく残る。
例題 2
肺動脈を流れる血液は動脈血か静脈血か。そう判断できる理由も答えなさい。
1
動脈と静脈は、血管が心臓から血液を送り出すか、心臓へ血液をもどすかで名前が決まる。肺動脈は右心室から出ていくので動脈である。
2
しかし中の血液は、全身をめぐって右心房・右心室を通ってきたもので、CO₂の多い静脈血である。
▸ 静脈血(血管は動脈だが、中の血液は静脈血)
血管の名前(動脈・静脈)と血液の種類(動脈血・静脈血)は基準がちがう。肺静脈には逆に動脈血が流れる。
単元テスト
血液循環についての説明として正しいものは?
①肺循環は左心室から始まる
②肺動脈には動脈血が流れる
③体循環は左心室から始まり右心房に戻る
④毛細血管は壁が厚く物質交換に有利である
⑤赤血球は体の免疫を担う
▸ ③ 体循環は左心室から始まり右心房に戻る
1
肺循環は右心室から始まり(①誤)、肺動脈には静脈血が流れる(②誤)。
2
毛細血管は壁が非常に薄く物質交換しやすく(④誤)、免疫は白血球が担う(⑤誤・赤血球はO₂運搬)。体循環は左心室→全身→右心房である(③正)。

最終更新

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