seegongsik
中学1年生 (12-13歳)

中1 岩石の循環 わかりやすく

The Rock Cycle

岩石は一度できるとそのままのように見えますが、とても長い時間のうちにくだかれ、とけ、おしつぶされて、ほかの岩石に変わっていきます。 マグマが冷えて固まると火成岩、岩石がくだけたつぶが積もって固まると堆積岩、もとからある岩石が高い熱と圧力を受けて性質が変わると変成岩になり、このように移り変わる流れを岩石の循環といいます。 三つの岩石は、できかたが残したあとで見分けます。火成岩は鉱物の結晶、堆積岩は層と化石、多くの変成岩は鉱物が並んだしま模様(片理)をもっています。 循環図で過程を一つずつ選ぶと、どの岩石が何を経てどの岩石になるかが矢印で見え、下の図では四つの岩石の中を拡大してくらべられます。

岩石の循環

風化・侵食・堆積
💡 岩石が変わる道すじ
①マグマが冷えて固まると火成岩になる。
②地表の岩石が風化・侵食されてできたつぶが運ばれて積もり、固まると堆積岩になる。
③地下深くで高い熱と圧力を受けると、とけないまま性質が変わって変成岩になる。
④さらに熱くなってとけると、ふたたびマグマになる。
⑤図の矢印のほかにも道はたくさんある。変成岩も地表に出て風化すれば堆積岩の材料になり、火成岩がふたたびとけることもある。

できかたが残したつくり

花こう岩(深成岩)

三種類の岩石

岩石の分類

岩石の特徴と利用

岩石のくらべ

おもな岩石の特徴
岩石種類特徴利用
花こう岩火成岩(深成岩)大きな結晶、白っぽい、かたい建物の外かべ、墓石
玄武岩火成岩(火山岩)小さな結晶、黒っぽい、穴がある石垣、石うす、敷石
砂岩堆積岩砂のつぶ、層が見える建築用の石材
石灰岩堆積岩うすい塩酸であわ(二酸化炭素)が出るセメントの原料
大理石変成岩石灰岩が変化、片理なし、塩酸であわ彫刻、室内装飾
片麻岩変成岩明暗のしま模様建築用の石材
岩石の見分け方
火成岩 = かみ合った結晶 ・ 堆積岩 = 層、化石 ・ 変成岩 = 片理(しま模様)
できかたが残したあとで見分ける。ただし、大理石のように片理のない変成岩もある。

試験ポイント整理

まとめ
マグマ → 火成岩 → (風化・堆積) → 堆積岩 → (熱・圧力) → 変成岩 → (とける) → マグマ
三つの岩石は決まった順番なく、いろいろな道すじでたがいに移り変わり、どの岩石も地表に出れば風化する。
🎯 試験ポイント
①火成岩はマグマが冷えて固まったもので、深成岩は結晶が大きく、火山岩は結晶が小さい。
②堆積岩には層が見られ、化石をふくむこともある(砂岩、石灰岩)。
③変成岩は熱と圧力で性質が変わったもので、片麻岩のように片理が見られるものが多い。
④石灰岩と大理石はうすい塩酸をかけると二酸化炭素のあわが出る。
⑤三つの岩石は、風化、融解、熱と圧力を経てたがいに移り変わる。

例題と単元テスト

例題 1
花こう岩(深成岩)と玄武岩(火山岩)では、結晶(つぶ)が大きいのはどちらか。そのわけは。
1
火成岩はマグマが冷えてでき、ゆっくり冷えるほど鉱物の結晶が成長する時間が長いので、結晶が大きくなる。
2
花こう岩は地下深くでゆっくり冷えて結晶が大きく、玄武岩は地表付近で急に冷えて結晶が小さい。
▸ 花こう岩(深い所でゆっくり冷えて結晶が大きい)
下の図で花こう岩と玄武岩を交互に選ぶと、つぶの大きさのちがいがすぐにわかる。
例題 2
層が見られる岩石と、しま模様(片理)が見られる岩石は、それぞれどんな種類か。
1
堆積岩はつぶが順に積み重なってできるので、積もった層の境目である層が見られる。
2
変成岩は高い熱と圧力を受ける間に鉱物が一方向に並び、片理ができる。したがって層は堆積岩、片理は変成岩である。
▸ 層 = 堆積岩 / 片理(しま模様) = 変成岩
層は積もってでき、片理はおされてできたすじである。すじができたわけを思い出せば、二つをまちがえない。
単元テスト類題
岩石の循環と分類についての説明として正しいものは?
①火成岩は砂が積もってできる
②変成岩は岩石が熱と圧力を受けてできる
③玄武岩はゆっくり冷えて結晶が大きい
④堆積岩には片理(しま模様)が現れる
⑤3種類の岩石は互いに変わらない
▸ ② 変成岩は岩石が熱と圧力を受けてできる
1
変成岩は、もとからある岩石が高い熱と圧力を受けて性質が変わってできるので、②が正しい。
2
火成岩はマグマが冷えてでき(①)、玄武岩は急に冷えて結晶が小さく(③)、堆積岩には層が見られ(④)、三つの岩石はたがいに移り変わって循環する(⑤)。

最終更新

このページがお役に立ったなら支援する