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中学1年生 (12-13歳)

中1 植物の栄養器官 わかりやすく

Plant Vegetative Organs

植物が生きるのに必要なはたらきをする根、茎、葉を栄養器官といい、なかまをふやすはたらきをもつ花、果実、種子は生殖器官として分けます。 根は土の中から水と無機養分を吸収し、茎の道管を通って上がった水は葉で光合成に使われ、葉でつくられた養分は師管を通って必要な所へ運ばれます。 水が高い木のてっぺんまで上がれるのは、葉の裏の気孔から水が水蒸気になって出ていく蒸散が、水を上へ引っぱるからです。 一つ目の図で根、茎、葉を一つずつ選ぶとそれぞれの器官のはたらきが見え、二つ目の図で気孔を開け閉めすると、孔辺細胞が開いた分だけ水蒸気が出ていきます。

根、茎、葉のはたらき

根
💡 栄養器官と生殖器官
①栄養器官は、生きるのに必要な根、茎、葉である。
②生殖器官は、子孫を残すのに使われる花、果実、種子である。
③根の先の根毛は細く数が多いので、土にふれる面積を大きく広げ、水や無機養分をよく吸収できる。
④茎は物質の通り道であり、葉が日光をよく受けられるように植物をささえる。
⑤葉は広くうすいので、光を受けて光合成をするのに適している。

道管と師管

道管と師管

道管と師管のくらべ
項目道管師管
運ぶもの水、無機養分葉でつくられた養分(糖など)
運ぶ向き根 → 葉(上へ)葉 → 根、果実、茎の先(養分が必要な所へ)
茎の中の位置形成層の内側形成層の外側
細胞死んだ細胞がつながった管生きた細胞
🔍 道管と師管の見分け方
①道管は水の通る管で、根から吸収した水と無機養分を上へ運ぶ。
②師管は葉でつくられた養分を、根、果実、成長している茎の先など、養分が必要な所へ送る。
③木の幹の皮をぐるりと一周はぎ取ると外側の師管が切れ、その上の皮に養分がたまってふくらむ。
④道管と師管が集まった束を維管束といい、葉では葉脈が維管束である。

蒸散

5 / 10
蒸散
根で吸収 → 道管を上がる → 葉の気孔から水蒸気として出る
葉から水が出ていったあとをうめるように水が次々と引き上げられるので、蒸散は水を上へ運ぶ原動力になる。
🌿 蒸散のはたらき
①根から葉まで水を引き上げる。
②水が蒸発するときに熱をうばい、葉の温度が上がりすぎないようにする。
③気孔はおもに葉の裏に多い。
④孔辺細胞が気孔を開け閉めし、ふつうは光のある昼に開き、夜に閉じる。
⑤日光が強く、気温が高く、風があり、湿度が低いほど蒸散はさかんになる。

試験ポイント整理

まとめ
根(吸収) → 茎(運ぶ) → 葉(光合成、蒸散)
三つの栄養器官が水と養分の仕事を分けあって、一本の植物を生かしている。
🎯 試験ポイント
①道管:水と無機養分、根 → 葉、形成層の内側。
②師管:葉でつくられた養分、必要な所へ、形成層の外側。
③蒸散:葉の気孔から水が水蒸気として出ていく現象で、水が上がる原動力になる。
④気孔は孔辺細胞が開け閉めし、葉の裏に多い。
⑤根毛は土にふれる面積を広げて吸収を助ける。

例題と単元テスト

例題 1
根から吸収した水と無機養分が葉へ上がる通り道と、葉でつくられた養分が運ばれる通り道は、それぞれ何か。
1
道管は、根から吸収した水と無機養分を葉まで上へ運ぶ。
2
師管は、葉で光合成によってつくられた養分を、根や果実など必要な所へ運ぶ。
▸ 水と無機養分 = 道管 / 葉でつくられた養分 = 師管
道管は一方向(上へ)、師管は養分が必要な所なら上へも下へも運ぶ点がちがう。
例題 2
葉の気孔から植物の中の水が水蒸気として出ていくはたらきを何というか。また、そのはたらきは何か。
1
葉の気孔から水が水蒸気になって出ていくはたらきを蒸散という。
2
蒸散は根から吸収した水を上へ引き上げる原動力になり、水が蒸発することで葉の温度を下げる。
▸ 蒸散 / 水を引き上げ、葉の温度を下げる
図で気孔を閉じると水蒸気は出ていかない。日照りが続くと、植物は気孔を閉じて水を節約する。
単元テスト類題
植物の栄養器官についての説明として正しいものは?
①道管は有機養分を葉から根へ運ぶ
②師管は葉で作った有機養分を運ぶ
③葉は水と無機養分を吸収する器官だ
④蒸散作用は根で起こる
⑤花と果実は栄養器官だ
▸ ② 師管は葉で作った有機養分を運ぶ
1
師管は葉で光合成によってつくられた養分を植物のすみずみへ運ぶので、②が正しい。
2
道管は水と無機養分を上へ運び(①)、水と無機養分を吸収するのは根であり(③)、蒸散は葉の気孔で起こり(④)、花や果実は生殖器官である(⑤)。

最終更新

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