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高校2~高校3年生 (16-18歳)

物理 等速円運動 わかりやすく

Uniform Circular Motion

等速円運動では速さが一定でも、速度の向きが刻々と変わるので加速度があります。 その加速度はいつも円の中心を向く向心加速度で、大きさは a = v²/r = rω² で求めます。 物体を中心へ引く向心力がなくなると、物体はその瞬間の接線の向きにまっすぐ飛んでいきます。 図で半径と角速度を変えると、接線方向の速度の矢印と中心を向く加速度の矢印の長さが v = rω、a = rω² に合わせて変わります。

円運動は加速運動である

速度計の数字が変わらなくても、円を回る物体の速度は同じではありません。速度は大きさと向きをあわせもつベクトルで、円の上では場所ごとに接線の向きが違うため、速度は刻々と変わります。この変化を勘定に入れなければ、人工衛星が地球を回ることも、糸につけたボールが円を描くことも説明できません。半径 r と角速度 ω がわかれば、線速度は v = rω、向心加速度は a = v²/r = rω²、1 回転にかかる周期は T = 2π/ω です。この加速度を生む中心向きの合力が向心力 F = ma で、これらの式は向きが変わる運動を加速運動として扱う出発点になります。

🎡 速さが一定なのになぜ加速度があるのか
①等速円運動では速さは一定だが、速度の向きは円に沿ってたえず変わる
②速度は向きも含むので、向きが変われば速度が変わったことになり、加速度がある
③この加速度はいつも円の中心を向くので、向心加速度という
④向心力がなくなると、物体はその瞬間の速度の向き、つまり接線の向きにまっすぐ進む
⑤人工衛星を引きとめる重力、回すボールを引く糸の張力、カーブを曲がる自動車のタイヤにはたらく摩擦力が向心力の役割をする

速度と向心加速度を描く

4 m
1.5 rad/s

図の中央の円が軌道で、右下の緑の点が反時計回りに回る物体のある瞬間の位置です。点から右上へのびるオレンジの矢印が接線方向の速度 v、中心 O へ向かう赤い矢印が向心加速度 a_c で、点線が半径 r です。矢印はそれぞれの量ごとに決まった割合の長さで描いてあるので、スライダーを動かしたときの大きさの変化を見比べられます。半径のスライダーを 1 m から 6 m の間で動かすと円と二つの矢印がいっしょに大きくなり、角速度のスライダーを 0.5 rad/s から 3 rad/s の間で動かすと、円の大きさはそのままで矢印だけが長くなりますが、赤い矢印のほうがオレンジの矢印よりずっと速くのびます。a = rω² には角速度が 2 乗で入るからです。

💡 図の読み方
①速度 v はいつも軌道の接線の向きで、半径に垂直である
②向心加速度 a_c はいつも半径に沿って中心 O を向く
③半径や角速度を大きくすると v = rω と a = rω² がともに大きくなり、角速度を 2 倍にすると v は 2 倍、a_c は 4 倍になる

等速円運動の式

速さが一定なら加速度は 0 だと考えがちです。しかし加速度は速度が時間とともに変わる度合いで、速度には向きが含まれているので、円を回っている間の加速度は 0 ではありません。向心力を進む向きに描く誤りもよく見られますが、向心力はいつも中心を向いて運動の向きに垂直なので、速さは変えられず向きだけを変えます。糸が切れた瞬間、物体は外側へはじき出されるのではなく、その瞬間の接線の向きにまっすぐ進みます。ですから式に値を入れる前に、どの矢印が接線方向でどの矢印が中心を向くのかを先に見分けるとよいでしょう。

向心加速度
a = v²r = rω²
中心向きの加速度の大きさで、速さの 2 乗を半径で割った値であり、半径 × 角速度の 2 乗に等しい
線速度
v = rω
線速度(m/s)= 半径(m)× 角速度(rad/s)
周期と振動数
T = 2πω = 2πrv, f = 1T = ω2π
周期 T は 1 回転にかかる時間で、振動数 f は 1 秒間に回る回数であり、f = 1/T
向心力
F = ma = mv²r = mrω²
円運動を続けるのに必要な、中心向きの合力

例題で確認

例題 1
半径 2 m の円上を線速度 4 m/s で等速円運動する物体の向心加速度は?
1
向心加速度の式 a = v²/r を使う。
a = v2r
2
v = 4 m/s、r = 2 m を代入する。
a = 422 = 8 m/s2
▸ 8 m/s²(中心向き)
同じ半径 2 m で速さを 2 倍の 8 m/s にすると、向心加速度は 4 倍の 32 m/s² になる。
例題 2
質量 0.5 kg の物体を長さ 1 m の糸につけ、角速度 2 rad/s で水平円運動させるときの糸の張力は?
1
糸の張力が向心力になるので、F = mrω² を使う。
F = mrω2
2
m = 0.5 kg、r = 1 m、ω = 2 rad/s を代入する。
F = 0.5 × 1 × 22 = 2 N
▸ 2 N
角速度が与えられたら F = mrω²、線速度が与えられたら F = mv²/r を使う。この問題の線速度は v = 1 × 2 = 2 m/s なので、0.5 × 2²/1 = 2 N としても同じ答えになる。

まとめ

向心加速度
a = v²r
線速度
v = rω
韓国修能 類題
等速円運動で半径をそのままに角速度を 2 倍にすると、向心加速度は何倍になるか?
①2 倍
②4 倍
③12 倍
④変化なし
⑤8 倍
▸ ② 4 倍
1
向心加速度は a = rω² なので、半径が同じなら角速度の 2 乗に比例する。
a = rω2
2
ω が 2 倍になると ω² は 4 倍になるので、a も 4 倍になる。
ω→2ω ⇒ a ∝ (2ω)2 = 4rω2
🎯 試験ポイント
①等速円運動は、速さが一定でも速度の向きが変わるので加速運動である
②向心加速度 a = v²/r = rω² はいつも中心を向く
③向心力 F = mv²/r がなくなると、物体は接線の向きにまっすぐ進む
④v = rω、T = 2π/ω、f = 1/T = ω/(2π)
⑤向心力の例:重力(人工衛星)、張力(糸につけたボール)、摩擦力(カーブを曲がる自動車)

最終更新

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