こっそり かぎを わけあう
ふたりが おなじ じょうを つかうには おなじ かぎが いります。でも その かぎを どう わたす? ゆうびんで おくると とちゅうで だれかが うつしとれる。あって わたそうにも とおい。おどろくことに、かぎを そのまま おくらずに ふたりが おなじ かぎを もつ ほうほうが あります。いっしょに つくって もつのです。
はやい かぎを あんぜんに わけたい
まえに こうかいかぎと こじんかぎ、ふたつの かぎを みましたね。
こうかいかぎで しめると こじんかぎでしか あかず、とても あんぜん。
でも ひとつ よわい ところが あります。
こうかいかぎの やりかたは けいさんが おもくて おそい。
ながい てがみ ぜんぶを これで やりとりすると かかりすぎます。
だから じっさいには はやい じょう ひとつを べつに つかいます。
しめる かぎと あける かぎが おなじ じょう、
これを たいしょうかぎと いいます。
たいしょうかぎは はやい かわりに、ふたりが まったく おなじ かぎを もつ ひつようが あります。
その おなじ かぎを どう あんぜんに わけあうかが きょうの もんだいです。
ふたつの やりかたを おして くらべて。こうかいかぎは あんぜんだが おそく、たいしょうかぎは はやいが おなじ かぎを わけあう ひつようが あります。
はやい たいしょうかぎを つかいたい きもちは はっきりしています。
もんだいは その かぎを そのまま おくると あぶないこと。
とちゅうで だれかが その かぎを うつしとると
じょうが いくら じょうぶでも いみが ない。
かぎを もつ ひとが ぜんぶ あけて しまうから。
だから かぎ そのものを みちに ださずに
ふたりが おなじ かぎを もつ ほうほうが いります。
その ほうほうを いろを まぜることで えがいて みます。
こうかいの いろに ひみつの いろを まぜる
ふたりを ガラムと ナレと よびます。
まず ふたりとも しっている こうかいの いろ ひとつを きめます。
この いろは だれが みても いい。かくしません。
つぎに それぞれ こころのなかに ひみつの いろを ひとつ きめます。
この ひみつの いろは けっして ひとに みせません。
ガラムは こうかいの いろに じぶんの ひみつの いろを まぜて あたらしい いろを つくり、
ナレも こうかいの いろに じぶんの ひみつの いろを まぜて あたらしい いろを つくります。
そして この まぜた いろだけを たがいに おくります。
ひみつの いろでなく、まぜた いろだけ。
いろは いちど まざると どの ふたつを まぜたか もどすのが むずかしい。
こうかいの いろに それぞれの ひみつの いろを おして まぜて。まぜた ふたつの いろだけが おくられます。ひみつの いろは おくりません。
いま ガラムは ナレが おくった まぜた いろを、
ナレは ガラムが おくった まぜた いろを てに もっています。
ふたりとも こうかいの いろも しっている。
でも いまは それぞれ ちがう いろを もっています。
おなじ かぎに なるには もう ひとつ だんかいが のこっています。
ここで ちいさな まほうのような ことが おきます。
それぞれ うけとった いろに じぶんの ひみつの いろを もう いちど まぜると
ふたりが まったく おなじ いろに たどりつくのです。
なぜ おなじに なるか つぎで じぶんで たしかめて。
ふたりが おなじ さいごの いろに たどりつく
ガラムが てに もつのは ナレの ひみつが まざった いろ。
ここに ガラムが じぶんの ひみつの いろを また まぜます。
すると こうかいの いろに ふたりの ひみつの いろが ぜんぶ まざった いろに なります。
ナレも おなじように します。
ナレが もつのは ガラムの ひみつが まざった いろ、
そこに ナレ じぶんの ひみつの いろを また まぜる。
けっかは やはり こうかいの いろに ふたつの ひみつの いろが ぜんぶ まざった いろ。
まぜる じゅんばんが ちがっても はいった いろが おなじなら けっかは おなじ。
だから ふたりは まったく おなじ さいごの いろに たどりつく。
この さいごの いろが ふたりだけ しる きょうゆうの ひみつ、つまり たいしょうかぎです。
ふたつの マスの さいごの いろが おなじに なりましたね。
かぎ そのものは いちども みちに でませんでした。
いきかったのは こうかいの いろと、それぞれ まぜた いろだけ。
それでも ふたりは おなじ かぎを てに いれました。
これが かぎこうかんの かなめです。
おなじ ひみつを おくるのでなく、いっしょに つくる。
すると しぜんに こんな しんぱいが でてきます。
いきかう いろを だれかが ぜんぶ のぞいたら どうなる?
それでも あんぜん?
のぞいても さいごの いろは つくれない
みちで いきかう いろを ぜんぶ みている ひとを かんがえて。
この ひとは こうかいの いろを しっている。だれでも しるから。
ガラムが おくった まぜた いろも みたし、
ナレが おくった まぜた いろも みました。
では さいごの いろを つくれる?
つくれません。
さいごの いろを つくるには だれかの ひみつの いろが いるのに、
ひみつの いろは いちども みちに でていない。
まぜた いろから ひみつの いろだけ また とりだすのも とても むずかしい。
だから のぞく ひとは おなじ さいごの いろに たどりつけません。
これが かぎこうかんが まもる ぼうぎょの かなめです。
のぞく ひとが もつものを おして たしかめて。こうかいの いろと いきかった まぜた いろは みえても、ひみつの いろが なく さいごの いろは つくれません。
のぞく ひとの てには くうはくが のこりましたね。
ひみつの いろという さいごの かけらが ないから。
こうかいの じょうほうだけでは さいごの いろを うめられません。
だから ガラムと ナレは あんしんして
この さいごの いろを ふたりだけの たいしょうかぎとして つかえます。
はやい たいしょうかぎを、みちに かぎを おとさずに てに いれた。
では ひとつだけ おさえて まとめましょう。
かぎこうかんは こうかいかぎで なかみを あんごうかするのとは べつの こと。
よく こんがらがる ところなので さいごに はっきり わけて おきます。
まとめて みましょう
ひとことに まとめると こうです。
こうかいかぎは あんぜんだが おそいので、
じっさいの なかみは はやい たいしょうかぎで やりとりします。
その たいしょうかぎは おくるのでなく いっしょに つくる。
こうかいの いろに それぞれ ひみつの いろを まぜて こうかんし、
うけとった いろに じぶんの ひみつの いろを また まぜると
ふたりが おなじ さいごの いろ、つまり きょうゆうの ひみつに たどりつく。
のぞく ひとは ひみつの いろが なく その いろを つくれません。
さいごに、かぎこうかんは こうかいかぎの あんごうかとは べつの こと。
かぎこうかんは おなじ ひみつを いっしょに つくる てじゅんで、その あと たいしょうかぎで はやく やりとりします。
ふたつの がいねんを おして わけて。かぎこうかんは きょうゆうの ひみつを いっしょに つくること、こうかいかぎの あんごうかは こうかいかぎで なかみを しめること。
これで とおく はなれた ふたりが
かぎを みちに おとさずに
おなじ ひみつを いっしょに もてることを しりました。
こうかいの いろに ひみつの いろを まぜ、まぜた いろだけ こうかんし、
それぞれ ひみつの いろを また まぜて おなじ さいごの いろに とどく。
この シンプルな いろまぜが
わたしたちが あんぜんに インターネットを つかう どだいです。
つぎは こうして つくった あんぜんな みちの うえで
あいてが ほんとうに その ひとか
どう たしかめるか いっしょに みていきましょう。