わかりやすく 変数 とは
前のレッスンで、コードは順番どおりに指示する言葉だと話しました。では、その命令が扱う値はどこに置くのでしょうか。名前をつけて値を入れておく箱、変数の出番です。
一度使った値をもう一度使うには
計算をしていると、同じ値をまた使う場面がよくあります。
たとえば自分の年齢。「今年の年齢でこれもして、あれもして」と指示するには、その年齢をどこかに入れておく必要があります。
そうしないと、毎回年齢を書き直さなければなりません。
値を入れておかないと、どうなるか。
そこで、値に名前をつけて入れておきます。
一度入れておけば、その名前でいつでも取り出して使えます。
この入れておく箱を、変数と呼びます。
変数は名札のついた箱
変数を絵にすると、箱が一つです。
箱に名札をつけ、その中に値を入れます。「年齢という箱に25を入れて」という具合です。
下で名前と値を決めると、箱ができあがります。
名前と値を決めます。
名札は箱を呼ぶための言葉で、中の値は入っている中身です。
「年齢」と呼べば、コンピュータはその箱を探して中の25を取り出します。
名前さえわかれば、値を取り出せるのです。
箱はそのまま、値だけが変わる
変数の本当の使い道はここにあります。
箱の中の値は、いつでも変えられます。名札はそのままに、中身だけを入れ替えるのです。
ゲームの点数がよい例です。点数という一つの箱に、数字が次々と入れ替わって入ります。
箱の名前はそのまま、値だけを変えます。
「点数」という名前は変わらないのに、中の値はどんどん変わりました。
変わることができるから、変数と呼ぶのです。
そのおかげで、コードは状況に応じて違う動きができます。
変数どうしで計算する
変数にはもう一ついいところがあります。値のかわりに名前で計算できることです。
「来年の年齢は、年齢足す1」と書いておけば、年齢がいくつでも、いつも1歳多い値が出ます。
下のスライダーで年齢を変えると、結果もついてきます。
年齢を変えると、結果もついてきます。
値をじかに書かずに名前で計算するので、年齢が変わっても式はそのままでかまいません。
これが、変数がコードを柔軟にしてくれる秘訣です。
変数がいくつも集まって情報を入れる
変数一つには、値が一つ入ります。
いくつも使えば、名前、年齢、身長のように、いろいろな情報を別々に入れられます。
こうして変数が集まると、一人の情報のような複雑なものも入れられるのです。
いくつもの変数で情報を入れます。
変数は、プログラミングのいちばん基本の材料です。
入れた値が数なのか文字なのかによって、扱い方が少しずつ違います。
次のレッスンでは、この箱に値を入れたり見せたりする入力と出力を扱い、値の種類はその次に見ていきます。