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単語帳
高校2~高校3年生 (16-18歳)

星の進化

Stellar Evolution

星の中心では水素原子核4個がヘリウム1個に融合し、質量の一部がエネルギーになって星が輝きます。 H-R図ではほとんどの星が主系列にあり、質量が大きいほど明るいが寿命は短くなります。 太陽型の星と大質量星では進化経路と最期(白色矮星、中性子星・ブラックホールなど)がちがいます。 このページでは恒星質量のスライダーを動かし、H-R図上の進化経路がどう分かれるかを確かめてみましょう。

星のエネルギー源 — 核融合
💡 なぜ星は輝くのか
①星の中心(コア)は数千万度の超高温
②この温度で水素(H)原子核4個が融合し、ヘリウム(He)1個に
③このとき質量の0.7%がエネルギーに変換(E = mc²!)
④そのエネルギーが光と熱として放出 → 星が輝く
⑤太陽:毎秒約6億トンの水素をヘリウムに変換中
H-R図 — 恒星の地図
1
📊 H-R図の読み方
①横軸:表面温度(左ほど高温!注意)
②縦軸:絶対等級·光度(上ほど明るい)
③多数の恒星は主系列(対角線帯)に分布
④左上:熱く明るいO·B型(青)
⑤右下:冷たく暗いM型(赤)
質量が星の運命を決める
質量-光度関係
L ∝ M3.5
質量2倍 → 光度約11倍(23.5 ≈ 11.3)
主系列の寿命
t ∝ ML1M2.5
大質量星 = 燃料は多いが消費が速く寿命は短い

比較

Chart質量による星の進化
区分太陽型(≤3M☉)大質量(>3M☉)
主系列寿命~100億年(太陽)~数百万年
中心核融合H→HeH→He→C→O→...→Fe
主系列以後赤色巨星超巨星
最終段階惑星状星雲 → 白色矮星超新星爆発
残骸白色矮星(地球大)中性子星 / ブラックホール
📐 なぜ大質量星が先に死ぬか
①質量が大きいほど中心温度·圧力が高い
②核融合が速く進む → 燃料を急速に消費
③太陽:~100億年寿命 / 10M☉星:~2千万年寿命
④寿命 ∝ 1/M^2.5 — 大質量ほど劇的に短い
星の最期
💫 太陽型 vs 大質量星の最期
①太陽型:水素枯渇 → ヘリウム核融合 → 外層膨張(赤色巨星)→ 外層放出(惑星状星雲)→ 中心部のみ(白色矮星)
②大質量:Feまで核融合 → 鉄は核融合不可 → コア崩壊 → 超新星爆発!
③超新星後:1.4~3M☉→ 中性子星、>3M☉→ ブラックホール
④我々の体の元素(C·O·Fe等)は過去の恒星の核融合·超新星で生成された!
例題と過去問で確認
例題 1
質量·光度関係 L ∝ M3.5 に従うとき、質量が太陽の2倍の主系列星の光度は太陽の約何倍か?
1
L ∝ M3.5 なので、質量が2倍なら光度は23.5倍。
2
23.5 ≈ 11.3、すなわち約11倍。
約11倍
質量が少し大きいだけで光度は急増する。その分、燃料を速く使い寿命が短くなる。
例題 2
太陽くらいの質量の星と、太陽よりずっと重い(約10倍以上)星は、それぞれ一生の最後にどんな天体として残るか?
1
太陽型の星は赤色巨星を経て外層を惑星状星雲として放出し、中心部だけが白色矮星として残る。
2
大質量星は超巨星を経て超新星爆発を起こし、残骸の質量に応じて中性子星またはブラックホールになる。
太陽型 → 白色矮星 / 大質量 → 中性子星またはブラックホール
質量が星の運命を決める。重いほど激しい最期(超新星)を迎える。
共通テスト類題
星の進化についての説明として正しいものは?
H-R図の横軸は右へ行くほど表面温度が高い
質量が大きい主系列星ほど光度が大きく寿命が短い
太陽は最後に超新星として爆発する
星のエネルギー源はヘリウムが水素に分裂する核分裂である
質量が小さい星ほど主系列の寿命が短い
② 質量が大きい主系列星ほど光度が大きく寿命が短い
1
質量が大きいほど中心の温度·圧力が高く核融合が速いため、光度は大きいが燃料を速く使い果たし寿命が短い。
2
横軸は左ほど高温で(①)、太陽は白色矮星で終わり(③)、エネルギー源は水素→ヘリウムの核融合で(④)、重い星ほど寿命が短い(⑤)。
総まとめ
核心関係
L ∝ M3.5, 寿命 ∝ 1M2.5
大質量ほど明るいが寿命は短い
🎯 試験ポイント
①H-R図:横軸=温度(左ほど高)·縦軸=光度(上ほど明)
②主系列:大質量ほど左上(高温·高光度)
③太陽型:主系列→赤色巨星→惑星状星雲→白色矮星
④大質量:主系列→超巨星→超新星→中性子星/ブラックホール
⑤寿命 ∝ 1/M^2.5(大質量ほど短い)
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