seegongsik
高校1~高校2年生 (15-17歳)

群集

Community

複数の個体群が集まって群集をつくる
🌳 群集とは?
①群集 = 一定の地域でともに暮らす複数の個体群の集まり
②個体群どうしは食物連鎖・食物網で結ばれる
③各種は群集の中で固有の生態的地位(役割)をもつ
森の層状構造 — 光を分け合う
🔆 なぜ層ができるのか?
①上ほど光が強く背の高い植物(高木)が占める
②下ほど光が弱まり陰生植物が育つ
③光という資源を高さで分け合うことで層状構造ができる
群集をつくる種

構成する種

🌳役割による分類

生態的地位

🌳生態的地位と競争
群集の遷移 — 時間による変化

遷移

📊一次遷移 vs 二次遷移
区分開始環境開拓者速度
一次遷移(乾性)土壌のない溶岩台地・岩盤地衣類遅い
二次遷移山火事・伐採後、土壌が残る草本(草)速い
例題 1 — 遷移の順序
土壌がまったくない溶岩台地で始まる遷移で、最初に入って土壌形成を助ける開拓者は何か、また遷移の最後の安定段階は何か。
1
土壌のない所で始まる遷移は乾性一次遷移である。
2
開拓者はやせた環境でも生きる地衣類で、光不足にも耐える陰樹林で安定する。
開拓者 = 地衣類、最後の安定段階 = 陰樹林(極相)
陽樹林から陰樹林に変わるのは、育った陽樹の陰で若い陽樹が育たず、陰樹の若木の方がよく育つためである。
総まとめ
乾性一次遷移の順序
溶岩台地 → 地衣類 → 草原 → 低木林 → 陽樹林 → 混合林 → 陰樹林(極相)
開拓者は地衣類、最後の安定段階が極相(陰樹林)
競争排除則
生態的地位が完全に重なる二種 → 競争 → 一方が排除
地位を分ければ(分住)二種は共存できる
修能タイプ改変 (生命科学Ⅰ)
二つの地域 A・B で遷移が起こった。Aは山火事の跡の森で、Bは土壌のない新しい火山島で始まった。正しい説明を選べ。
Aでは地衣類が最初の開拓者として入る。
Bは二次遷移なのでAより速く進む。
Aは土壌が残り草本から始まり、Bより速く進む。
二地域とも極相は陽樹林である。
遷移が進むほど群集の種多様性は常に減少する。
③ Aは土壌が残り草本から始まり、Bより速く進む。
1
A(山火事後)は土壌が残る二次遷移 → 草本から始まり速い。B(火山島)は土壌のない一次遷移 → 地衣類から始まり遅い。
2
①・②はAとBの遷移の種類を入れ替えた誤り、④の極相は普通陰樹林なので誤り。
3
遷移の初・中期は種多様性がおおむね増えるので⑤も誤り。よって③が正解。
🎯 試験ポイント
①群集 = 複数の個体群の集まり、食物網で連結
②優占種(代表)・核心種(影響大)・指標種(環境の指標)
③生態的地位 = 食物地位 + 空間地位、重なると競争排除、分ければ(分住)共存
④一次遷移(地衣類開拓・遅い) vs 二次遷移(草本開拓・土壌あり・速い)
⑤極相 = 陰樹林(安定)、陽樹→陰樹林は光競争のため
このページがお役に立ったなら寄付する