数学Ⅱ関数の極限と連続

関数の極限

Limit of a Function

極限とは
🎯 極限の核心
①「x が a に限りなく近づくとき、f(x) は何に近づくか?」
②実際に x = a に到達する必要はない — 「傾向」が重要
③左極限と右極限が一致すれば極限値が存在
20 %
💡 観察ポイント
①青い点(左極限)と橙の点(右極限)が y=2 に近づく
②f(1) は未定義(白丸)だが極限値は 2
③(x²−1)/(x−1) を因数分解:(x+1)(x−1)/(x−1) = x+1
イプシロン-デルタ定義
1.5
極限の定義(ε-δ)
limx→a f(x) = L
任意の ε > 0 に対し δ > 0 が存在し、0 < |x − a| < δ ならば |f(x) − L| < ε
🔑 ε-δ の読み方
①ε は y 軸方向の許容誤差(橙帯)
②δ は x 軸方向の制限(青帯)
③どんな ε にも δ を見つけられれば極限が存在
極限の基本性質
2
極限の四則
lim [f(x) ± g(x)] = lim f(x) ± lim g(x)
それぞれの極限が存在するときに成立(分母 ≠ 0)
定数倍
lim k·f(x) = k · lim f(x)
定数は極限の外へ
主要な極限値
三角関数の基本極限
limx→0 sin xx = 1
弧度法基準
自然指数の極限
limx→0 ex - 1x = 1
自然定数 e の定義から導出
自然対数の極限
limx→0 ln(1 + x)x = 1
上から置換で導出
まとめ
極限の定義
limx→a f(x) = L ⟺ 左極限 = 右極限 = L
両側が同じ値に収束する必要がある
🎯 試験ポイント
①左極限 ≠ 右極限なら極限は存在しない
②f(a) と極限値は別物 — f(a) が未定義でも極限は存在しうる
③0/0 形は因数分解・有理化・ロピタルなどで解決
④sin x/x → 1、(e^x − 1)/x → 1 は必須暗記
⑤極限の四則は各極限が存在するときのみ