放物線は、1 つの点(焦点)と 1 本の直線(準線)からの距離が等しい点の集まりです。
この「距離が等しい」という条件 1 つから、放物線の式も性質もすべて出てきます。
パラボラアンテナや車のヘッドライトが放物線の形をしているのも、焦点から出た光が放物線で反射すると軸に平行に進むからです。
焦点までの距離 p と点 P の位置を動かすと、放物線の開き方が変わっても PF と PD はいつも等しくなります。
焦点と準線
2 次関数のグラフとして見てきた放物線を焦点と準線で定義し直すのは、曲線がなぜその形になるのかを 1 つの条件で説明できるからである。曲線上の点 P から焦点 F までの距離と準線までの距離が等しいという条件を座標で書くと、標準形 y² = 4px が得られる。この式から 4p を読みとるだけで、焦点 (p, 0)、準線 x = −p、頂点の原点がまとめて決まる。上下に開く放物線は x² = 4py で、頂点が (h, k) に移れば、焦点と準線も同じ向きに同じだけ移る。焦点から出た光が反射して軸に平行に進む性質も、この距離の条件から導かれる。
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放物線 y² = 4px の焦点 F、準線、曲線上の点 P と垂線の足 D
最初の図は右に開く放物線 y² = 4px である。金色の点が焦点 F(p, 0)、青い点線が準線 x = −p で、緑の点 P は曲線上を動く。緑の線分が PF、青い線分が P から準線に下ろした垂線 PD で、上の帯に 2 つの長さが並んで出る。点 P の y 座標を上下に動かしても、焦点までの距離 p を 0.5 から 3 まで変えても、PF と PD はいつも等しく、その値は x + p である。2 番目の図には p = 0.5, 1, 2 の基準の曲線がうすく描かれ、選んだ p の曲線と焦点が金色で重ねてある。基準の曲線とくらべると、p が大きいほど曲線が広く開くことがわかる。
1.5
2.5
👀 放物線の定義
①曲線上のどこに点 P をとっても PF = PD である
②この「距離が等しい」という条件が放物線の定義である
③PD は x + p なので PF も x + p で、これを式に整理すると y² = 4px になる