数列は、番号のついた数が限りなく続く並びです。
番号 n を大きくしていくとき、項がある 1 つの値に限りなく近づくなら、その値を極限といい、数列はその値に収束するといいます。
1 つの値に集まらず、限りなく大きくなったり 2 つの値の間を行き来したりすれば発散です。
図で n を増やすと aₙ = 1 + 1/n が L = 1 に近づき、ε を小さくすると帯の中に入りはじめる番号 N が後ろにずれていく様子が見られます。
数列が近づく値
数列は項の番号 n が限りなく大きくなる数の並びなので、最後の項がない。だから数列の極限は、どれか 1 つの項の値を問うものではなく、番号が十分大きくなったあとの項が 1 つの値 L の近くにとどまるかどうかを問うものである。L のまわりにどれほど狭い帯をとっても、ある番号から先のすべての項がその帯の中に入るなら、数列は L に収束するといい、そのような L がなければ発散するという。関数の極限が実数 x が a に近づく場合を扱うのに対し、数列の極限は自然数の番号 n が限りなく大きくなる場合だけを扱う。こう定めておくと、収束する 2 つの数列の和・差・積の極限は、それぞれの極限の和・差・積として計算でき、分母の極限が 0 でなければ商も同じである。
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aₙ = 1 + 1/n のはじめの 20 項と極限 L = 1
最初の図の点は aₙ = 1 + 1/n のはじめの 20 項で、赤い点線が極限 L = 1 である。スライダーで選んだ第 n 項までが金色に点き、上の帯にはその項の値と極限の線までの距離 |aₙ − 1| = 1/n が表示される。n を 1 から 20 まで増やすと距離は 1, 1/2, 1/3, … と小さくなって 0.05 になる。縮み方はしだいに小さくなるが、距離が 0 になることはない。2 番目の図では、ε のスライダーで L のまわりの緑の帯の幅を決める。帯の中に入った項は緑、外にある項は金色で、白い点線は、そこから先のすべての項が帯の中に入る最初の番号 N である。ε を小さくすると N は後ろにずれるが、どんな ε を選んでも N は必ず決まる。