小学4年 混合物の分離 わかりやすく
Separating Mixtures
海水を広い塩田にためて日光でかわかすと、水はなくなって白い塩だけが残ります。
このように二つ以上の物質がまざっているものを混合物といい、まざっている物質の性質がちがえば、そのちがいを利用してふたたび分けることができます。
つぶの大きさがちがえばこし、片方が水にとけていれば水を蒸発させ、片方だけが磁石につけば磁石で取り出します。
ボタンでろ過、蒸発、磁石の三つの方法を順に見ながら、それぞれがどんな性質のちがいを利用しているかをくらべます。
混合物をどう分ける?
まざったものをふたたび分けるには、道具を選ぶ前に、二つの物質がどうちがうのかを調べる必要があります。砂と水のようにつぶの大きさがちがう混合物、食塩水のように片方がとけてすき通って見える混合物、鉄粉と砂のように片方だけ磁石につく混合物では、分ける道具がそれぞれちがいます。方法の名前だけを覚えると、どんな混合物にもろ紙を使ってしまいますが、食塩水をこすと、とけていた食塩までろ紙をそのまま通りぬけます。ちがいを先に見つければ、ろ過、蒸発、磁石のどれを使うかが自然に決まります。
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混合物を分ける三つの方法:ろ過、蒸発、磁石三つのボタンのどれかを選ぶと、図全体がその方法に変わります。ろ過では、ろうとのろ紙の上に砂つぶが残り、ろ紙を通った水が下のビーカーにたまっています。蒸発では、ほのおの上の皿で水が水蒸気になって出ていき、皿の底に白い食塩のつぶが残っています。磁石では、N極とS極のある磁石の下の面に灰色の鉄粉がぶら下がり、茶色の砂は下の山にそのまま残っています。
🔬 ろ過
①つぶの大きさのちがいを利用します
②例:砂 + 水 → ろ紙でこす
③まざった物質どうしの性質のちがいを利用します
④一つの方法で分けきれなければ、いくつかの方法を順に使います
なぜ分けられる?
ろ紙さえあれば、どんな混合物でも分けられると考えがちです。しかし水にとけた食塩はとても小さくなってろ紙のあなを通りぬけるので、食塩水はこすことができず、水を蒸発させなければなりません。鉄粉と砂はつぶの大きさが近いので、ふるいでもうまく分けられませんが、磁石を近づけると鉄粉だけがついてきます。蒸発も、水をなくせば終わりではなく、皿に何が残ったかを見てはじめて食塩が取り出せたとわかります。道具を手に取る前に、大きさ、とけ方、磁石へのつき方のどれがちがうのかを見きわめましょう。
💡 性質のちがいがかぎ
①つぶの大きさがちがえば → ふるいやろ紙でこします
②片方が水にとけていれば → 水を蒸発させて、とけていた物質を取り出します
③片方だけが磁石につけば → 磁石で取り出します
④砂、食塩、鉄粉がまざっていたら、磁石で鉄粉を取り、残りを水にとかしてこし、こした液から水を蒸発させます
⑤豆と米のように大きさがとてもちがうものは、ふるいで分けられます
まとめ
混合物を分けるしくみ
物質の性質のちがい → 分ける方法
つぶの大きさ、水へのとけ方、磁石へのつき方のちがいを利用します
代表的な三つの方法
ろ過(大きさ)/蒸発(とけた物質を残す)/磁石(磁石につく)
まず、どの性質がちがうかを見つけます
🎯 まとめのポイント
①混合物は、二つ以上の物質がまざったものです
②ろ過は、つぶの大きさのちがいを利用します(砂と水)
③蒸発は、水だけを出してとけていた物質を残します(食塩水)
④磁石は、磁石につく性質のちがいを利用します(鉄粉と砂)
⑤塩田の塩や浄水器のフィルターのように、くらしでも混合物を分けて使っています
例題と単元テスト
例題 1
砂と水がまざった混合物から、砂を取り出すにはどうすればよいでしょうか。
1砂つぶはろ紙のあなより大きく、水はあなを通りぬけられます。
2ろ紙でこすと、水は通りぬけ、砂はろ紙の上に残ります。
▸ ろ紙でこす(つぶの大きさのちがいを利用)
こした水がすき通って見えても、水にとけている物質はろ紙をそのまま通りぬけます。
例題 2
鉄粉と食塩がまざっています。鉄粉だけを取り出すには、どんな道具を使えばよいでしょうか。
2磁石を近づけると鉄粉だけが磁石について、食塩と分かれます。
▸ 磁石(磁石につく性質のちがいを利用)
磁石をビニールぶくろに入れて使うと、ついた鉄粉をはがしやすくなります。
単元テスト類題
混合物の分け方についての説明として正しいものはどれですか。
①ろ過は、ふっとうする温度のちがいを利用する
②磁石で、鉄のように磁石につく物質を取り出せる
③食塩水の中の食塩は、ろ紙でこし取れる
④混合物は一つの方法でしか分けられない
⑤蒸発は、つぶの大きさのちがいを利用する
▸ ② 磁石で、鉄のように磁石につく物質を取り出せる
1鉄は磁石につく性質があるので、磁石を近づけると鉄のような物質だけを取り出せます。
2ろ過はつぶの大きさのちがいを利用し(①)、蒸発は水だけを出してとけた物質を残し(⑤)、食塩は水にとけてろ紙を通りぬけ(③)、混合物はいくつかの方法を順に使って分けられます(④)。
最終更新