わかりやすく パケット とは
大きな写真を一枚、遠くへ送ろうとしています。丸ごと一度に送れればよいのですが、道が狭くてそうはいきません。そこで、写真を小さなかけらに分けて送ります。このかけら一つ一つをパケットと呼びます。
一度には送れない
写真や動画、大きなファイルのような大きなデータが一つあるとします。これを丸ごと一度に送りたいところです。
けれども、データが通る道は狭く、大きなかたまりは入りません。丸ごとのままでは、出発することさえできないのです。
「丸ごと送る」を押すと、大きなデータのかたまりが狭い道に入ろうとして、入り口で止まります。道が狭いので、一つのかたまりのままでは通れません。
丸ごと押し込もうとしたら、道の入り口で止まってしまいました。かたまりが大きすぎて、狭い道に入れなかったのです。
実際のインターネットの道も同じです。一度に送れる大きさが決まっていて、それより大きなデータはそのままでは載せられません。
だから方法は一つです。小さく分けることです。
小さなかけらに分ける
大きなかたまりを、いくつかの小さなかけらに分けます。かけら一つ一つは、狭い道にすっと入る大きさです。
この小さなかけらをパケットと呼びます。長い手紙をいくつもの封筒に分けて入れるのに似ています。
これで、かけらたちは道へ出発できます。
データのかたまりを押すたびに、小さなパケットが一つずつ分かれていきます。四つのかけらに分け終われば、どれも狭い道に入れます。
大きなかたまりが、いくつものかけらになりました。これで、かけらごとに一つずつ狭い道に入れます。
ところが、問題が起きます。かけらはどれも同じ形なので、どれが何番目なのか、どこへ行けばよいのかがわかりません。
そこで、かけらごとに目印が必要になります。
かけらごとに札を付ける
かけらごとに札を付け、そこに二つのことを書きます。一つは何番目のかけらかを示す番号、もう一つはそのかけらが行くべき住所です。
番号と住所さえあれば、かけらがばらばらに旅をしても、元の場所を見つけられます。実際の札には送り手の住所も書かれていて、受け手が返事を送り返すこともできます。
パケットを一つずつ押すと、番号と届け先の住所を書いた札が付きます。四つのかけらすべてに札が付けば、出発の準備は完了です。
これで、かけらごとに番号と住所が書かれ、かけらたちは道へ出発します。ただし、必ず同じ道を並んで進む必要はありません。
ある道がふさがれば、かけらは別の道へ回ります。そのため、かけらがばらばらの順番で着くこともあります。
着いたらもう一度まとめる
かけらは全部着きましたが、順番がばらばらです。3番が先に来て、1番があとから来たかもしれません。
心配はいりません。かけらごとに番号が書いてあるからです。番号の順に並べれば、散らばったかけらがもう一度元のデータになります。
ばらばらに着いたパケットを番号の順(1、2、3、4)に押すと、かけらが順につながって元のデータに戻ります。順番を間違えると、いま押すべき番号を教えてくれます。
番号の順につなぐと、元のデータが戻ってきました。分かれていた写真が、また一枚になったのです。
受け手は、かけらがばらばらに届いたことに気づきもせず、完成した写真を見るだけです。これが、パケットの働き方です。
まとめ
一言でまとめると、大きなデータは一度に送れないので、小さなパケットに分け、かけらごとに番号と住所を書いた札を付けます。
かけらは別々に進んでよいので、道がふさがれても回り道ができ、着いたら番号の順にまとめます。分けて、札を付けて、まとめる。それがパケットです。
ボタンを押すたびに、要点が一つずつ現れます。(分ける → 札(番号+住所) → 別々に送る → 番号の順にまとめる)四つすべてが出そろえば、まとめは完了です。
これで、パケットとは何かがわかりました。大きなデータも、かけらに分ければ、狭い道を通って遠くまで送れます。
では、札に書く住所はいったいどんな形をしているのでしょうか。数えきれないコンピューターの中から、どうやってちょうど一台を指すのでしょうか。
次のレッスンでは、コンピューターごとに付けられるその住所を扱います。