seegongsik
ネットワーク

わかりやすく IPアドレス とは

手紙が家に届くには、家の住所が必要です。インターネットも同じです。パケットがどのコンピューターへ行けばよいかを知るには、コンピューターごとに住所が必要で、その住所こそがIPアドレスです。

01

どの家にも住所がある

前回、パケットには番号と住所を書いた札が付いていると話しました。その住所は、受け取る側のコンピューターの住所です。
手紙を送るときを思い浮かべてみましょう。受け取る家の住所を書くからこそ、配達員はその家を見つけられます。
インターネットでも同じように、コンピューターごとに自分だけの住所がなければなりません。

????
家を押して住所の札を付けてみましょう

家を一軒ずつ押すと、住所の札が付きます。四軒すべてに札が付けば、コンピューター一台に住所が一つずつできたことになります。

札を付けるほど、どの家がどの家なのかがはっきりしてきました。住所がないとき、家はどれも同じ形の箱にすぎませんでした。
住所ができて、ようやく「まさにそこ」と指させるようになったのです。では、その住所はどんな形をしているのでしょうか。

02

数字でできた住所

人の住所は文字で書きますが、コンピューターの住所は数字で書きます。コンピューターは数字を扱うのが得意だからです。
よく使われるIPアドレスは、点で区切られた四つの欄の数字です。たとえば203.0.113.5のような形で、どの欄にも0から255までの数字が入ります。点は、欄と欄を分ける仕切りの役目をしています。
いまは欄がもっと長く多い新しい方式の住所もいっしょに使われていますが、数字でコンピューターを指すという考え方は同じです。

...
住所の欄を押して、一つずつ見てみましょう
どの欄も0〜255の数字

住所の欄を一つずつ押すと、欄に入った数字が順に現れます。四つの欄をすべて見ると、点で区切られた四つの数字が一つの住所になっていることがわかります。

四つの欄を順に見てきました。どの欄にも数字が入っていて、点が欄を分けています。こう書いておけば、人にもコンピューターにも読めます。
住所が違えば、欄の数字も違います。この数字のまとまり一つが、インターネットの上でコンピューター一台を指すのです。

03

住所を見てたどり着く

パケットには、届け先の住所が書かれています。インターネットはその住所を読み、合ったコンピューターへパケットを送ります。
配達員が封筒の住所を見て、その家の郵便受けに手紙を入れるのと同じです。住所さえ正しければ、数えきれない家の中からでも、ちょうどその家を見つけ出せます。

届け先203.0.113.8
パケットの届け先の住所を見て、同じ住所の家を押して届けましょう
 

パケットに書かれた届け先の住所を読み、同じ住所の付いた家を押すと配達されます。別の家を押すと、住所が合わないと教えてくれます。

届け先と同じ住所の家を押すと、パケットは正確に届きました。別の家を押すと、住所が合わず届きませんでした。
住所を見て、同じ住所を探し、そこへ送る。これがインターネットの働き方です。
ただし、条件が一つあります。同じ住所が二つあってはならないということです。

04

住所はただ一つでなければならない

同じ町に同じ住所の家が二軒あったら、どうなるでしょうか。配達員は、どちらの家に手紙を入れればよいかわからず迷ってしまいます。
IPアドレスも同じです。同じ住所のコンピューターが二台あれば、パケットはどこへ行けばよいか迷います。
だから、インターネットから直接見える住所はただ一つでなければなりません。そうしてはじめて、迷わず正確に届きます。

住所が重なったところと、固有のところへパケットを送ってみましょう
住所の重なり
192.0.2.7
192.0.2.7
固有の住所
192.0.2.7

「重なった住所へ送る」と「固有の住所へ送る」をそれぞれ押します。同じ住所が二つある側ではパケットが行き先に迷い、ただ一つの側では正確に一軒に届きます。

住所が重なったところへ送ると、パケットは二軒のあいだで迷いました。ただ一つの住所へ送ると、まっすぐ一軒に届きました。
違いはただ一つ、住所がただ一つかどうかでした。だから実際のインターネットでは、同じ住所が重ならないように、決められた機関が住所を割り当てています。
家のルーターの後ろにある機器が一つの住所を分け合うしくみは、あとのレッスンで扱います。

05

まとめ

一言でまとめると、コンピューターごとに固有の住所があり、それがIPアドレスです。ふつうは点で区切られた四つの欄の数字で書きます。
パケットは届け先の住所を見て、合ったコンピューターへたどり着きます。住所はただ一つでなければ混乱してしまいます。家の住所のように、世界にただ一つの住所なのです。

要点を順に押して振り返りましょう

四つの要点を順に押して振り返ります。(どの家にも住所 → 数字でできた住所 → 住所でたどり着く → ただ一つでなければ)四つすべてが光れば、まとめは完了です。

これで、コンピューターごとに住所があることがわかりました。203.0.113.5のような数字は人には覚えにくいので、ふだんは文字でできた名前を使います。その名前を数字の住所に変えてくれる案内所には、少しあとのレッスンで出会います。
その前に、一つ気になることがあります。住所がわかったら、パケットはそこまで一気に飛んでいくのでしょうか。次のレッスンでは、パケットが目的地に着くまでに通る途中の駅をたどります。

一言でいうとIPアドレスとは、インターネットにつながったコンピューターごとに付けられる固有の住所です。家の住所のようにただ一つでなければ混乱します。書き方は、点で区切られた数字(例:203.0.113.5)です。パケットは届け先の住所を見て、そのコンピューターに正確にたどり着きます。同じ住所が二つあるとどこへ行けばよいかわからなくなるので、住所は必ずただ一つでなければなりません。
← ネットワーク
このページがお役に立ったなら支援する