わかりやすく データベース とは
メモをそのへんの紙に書いておくと、あとで探すのがたいへんです。だから大きな店は、品物を決まった場所に順に積んでおく倉庫を別に持っています。情報も同じです。データベースは、情報を整理して入れておく巨大な倉庫です。たくさんの人が一度に入れても安全にしまい、膨大な情報の中から目当てのものをすばやく探し出してくれます。
情報を入れておく巨大な倉庫
メモをどこにでも書いておくと、どこに置いたか思い出せず、あとで探すのが本当にたいへんです。だから大きな店は、品物を決まった場所に積んでおく倉庫を別に持っています。
データベースもそんな倉庫です。情報を散らかさずに整理して順にしまい、コンピューターの記憶装置に書きこんでおくので、電源が切れても消えません。前のレッスンの入れ物がプログラムの動いている間に使うものだとすれば、データベースは長く置いておく倉庫なのです。
散らばったメモと整理された倉庫を押して、比べてみましょう。どちらのほうが探しやすいでしょうか。
散らばったメモでは、一つ探すのにも長く迷います。整理された倉庫では、場所さえわかればすぐに取り出せます。
同じ情報でも、どう入れるかで探す速さが大きく変わります。では、データベースは情報をどんな形で入れるのでしょうか。
ふつうは表に整理する
データベースは、情報をたいてい表の形に整理します。横の一行が一件で、これを行と呼びます。たとえば一人分の情報が一行です。
縦のます一つは項目で、これを列といいます。名前は名前どうし、年齢は年齢どうし、同じ列にそろえて入れます。このように表で整理するデータベースをリレーショナルデータベースといい、いまいちばん広く使われています。
行と列を押して、見てみましょう。横の行は一件、縦のますは一つの項目です。
表に整理すると、ひと目で頭に入ります。行をたどれば一人分の情報がずっと続き、列をたどれば同じ項目が並んで集まっています。
このようにそろえておけば、どこに何があるかがすぐにわかります。では、新しい情報はどうやって入れるのでしょうか。
合う場所に順にしまう
新しい情報が入ってきても、どこにでも放りこむわけではありません。まず、どの表に入れるかを決めます。人についての情報なら、人の表です。
次に、それぞれの値を合う列に一つずつ入れます。名前は名前のますに、年齢は年齢のますにというぐあいです。列ごとに数字か文字かもあらかじめ決めておくので、年齢のますに文字が入るようなまちがいを防げます。こうして場所をそろえて入れておくからこそ、あとで迷わずに探せるのです。
新しいデータのかけらを押して、合う列に整理して入れましょう。すべて埋めると一行が完成します。
値を一つずつ合うますに入れると、一件がきれいに完成しました。場所が決まっているので、入れるときにも迷いません。
こうして一件ずつ積み重なると、表はだんだん長くなり、倉庫はだんだん満ちていきます。でも、それならふつうのファイルに書いておいてもよいのではないでしょうか。
ファイルと何が違うのか
ファイルに書いても情報は残ります。でも、二つの点が弱いのです。一つ目は、何人もが一度に書くと、中身が混ざったり抜けたりすることがある点。二つ目は、情報がとても多くなると、目当てのものを探すのに長くかかる点です。
データベースは、この二つが得意です。一度にたくさんの要求が来ても順番を決めて安全にしまい、情報がどれほど多くてもすばやく探し出してくれます。
ファイルとデータベースのますを押して、比べてみましょう。一度に来ても安全か、探すのが速いかで違いが出ます。
違いがよく見えます。ファイルは情報が増えると手に負えなくなりますが、データベースはすいすいこなします。
だから、ネットショップや銀行、学校のように情報が多いところは、ほとんどがデータベースを使っています。一度に安全にしまい、いつでもすばやく探すためです。これがデータベースの大きな力です。
まとめ
一言でまとめるとこうです。データベースは、情報を整理して入れておく巨大な倉庫です。ふつうは表に整理し、行は一件、列は一つの項目です。
新しい情報は合うますに順にしまいます。ファイルと違うのは、何人もが一度に入れても安全にしまい、膨大な情報の中からでもすばやく探せるという点です。
要点を順に押して振り返りましょう。(巨大な倉庫 → 表に整理 → 合うますに入れる → 安全ですばやい検索)
これで、データベースがどんな倉庫なのかがわかりました。情報を表に順にしまう、という話でした。
では、情報が何億件にもなったとき、そのたくさんの行の中から目当ての一行を、どうやってあれほどすばやく見つけるのでしょうか。次のレッスンでは、データベースの探し方をのぞいてみます。