すこしずつ なおして おりる、こうばいこうか
きりが ふかい おかに たっているとします。いちばん ひくい たにへ いきたいのに とおくて みえません。それでも あしもとが どちらへ かたむいているかは かんじられます。かたむいた ほうへ いっぽ、また いっぽ おりれば やがて そこに とどく。そんしつを へらす がくしゅうも こうして いっぽずつ なおしていく ことです。
きりの おかを おりていく
まえに そんしつを まなびました。
そんしつは まちがいの ごうけいで、
ちいさいほど よい もの でした。
では そんしつを どう へらす?
そんしつを あたいに そって えがくと
まんなかが くぼんだ たに の かたちです。
たにの そこが そんしつが いちばん ちいさい ところ。
その そこへ むかって おりれば いいのですが、
きりで そこは みえません。
みえるのは あしもとの かたむき だけ。
ボールを いっぽずつ おして おろしてみて。あしもとの かたむきが さす ひくい ほうへ ころがり そんしつが へります。
いっぽ おりる ごとに
ボールの たかさ、つまり そんしつが へりました。
そこが みえなくても だいじょうぶ。
あしもとが かたむく ほうさえ わかれば
さがる むきは いつも わかるからです。
むきが わかったら つぎは
じっさいに あたいを どれだけ かえるか。
その いっぽを どう ふみだすか みてみましょうか?
あたいを すこしずつ なおす
ここで あたいは わたしたちが かえられる
つまみ の ような もの。
この つまみを まわすと そんしつが あがり さがり します。
あしもとの かたむきを みれば
つまみを どちらへ まわせば
そんしつが さがるか わかります。
その ほうへ あたいを すこしだけ かえる。
いちどに がらっと では なく すこしずつ。
すると そんしつが ひとめもり さがる。
これを なんども くりかえすのが かなめです。
いっぽ ボタンを おしてみて。かたむきの ほうへ あたいが すこし かわり、そのぶん そんしつが へります。
あゆみを かさねるほど
あたいが たにの まんなかへ ちかづき
そんしつの ぼうが だんだん みじかく なりました。
かたむきが きゅうな ところでは
あゆみの はばも しぜんに おおきく みえます。
そこに ちかづくほど かたむきが ゆるやかに なり
あゆみが しずかに なります。
でも ここで ひとつ きめる ことが あります。
いっぽを どれだけ おおきく ふみだす?
ほはばが おおきすぎると とびこえる
いっぽの おおきさを ほはば と いいます。
がくしゅうでは これを がくしゅうりつ と よびます。
ほはばが おおきいと はやく さがれそうですが
わなが あります。
そこの ちかくで ほはばが おおきすぎると
そこを そのまま とびこえて
はんたいがわの しゃめんへ はねあがります。
そして ひだり みぎへ いったり きたり して
かえって そんしつが おおきく なることも。
ぎゃくに ほはばが ちいさすぎると
あんぜんですが さがるのに ずいぶん かかります。
ちいさい ほはばと おおきい ほはばを えらんで あるいてみて。ちいさいと ゆっくり そこへ、おおきすぎると そこを とびこえて はんたいへ はねます。
ちいさい ほはばは こつこつ、
おおきすぎる ほはばは そこを こえて
ひだり みぎへ はねるのを みましたね。
だから ほはばは おおきすぎず
ちいさすぎず えらばなければ なりません。
ほどよい ほはばなら はやくて
そこに よく おさまります。
さあ、ちょうどよい ほはばで
さいごまで あるいて そこに とどいてみましょうか?
あゆみを くりかえして そこに とどく
これで やりかたは ぜんぶ そろいました。
かたむきで むきを きめ、
ほどよい ほはばで いっぽ ふみだし、
また かたむきを みて いっぽ。
これを ずっと くりかえせば
あたいは たにの そこへ ちかづきます。
そこに ちかづくほど かたむきが ほぼ たいらに なり
あゆみの はばも おのずと ちいさく なります。
だから さいごは そっと とまります。
その とまった ばしょが そんしつが いちばん ちいさい ところ。
いっぽずつ おしつづけて。そこに ちかづくほど あゆみが ちいさく なり、そんしつが いちばん ちいさい てんへ しゅうそく します。
あゆみを かさねたら
ボールが たにの そこに ぴたりと おさまりました。
そんしつの ぼうも いちばん みじかく なりました。
きりの なかでも あしもとの かたむき だけを たよりに
いっぽずつ おりて そこに とどいたのです。
とおくを みなくても、
いま この ばしょから いちばん ひくい ほうへ
すこしずつ なおせば やがて つきます。
では ぜんたいを いちど まとめましょう。
まとめて みましょう
ひとことに まとめると こうです。
そんしつは まんなかが ひくい たに の かたち。
きりで そこは みえませんが
あしもとの かたむきは かんじられます。
かたむいた ほうへ あたいを すこし なおすと
そんしつが ひとめもり さがる。
この あゆみを くりかえせば そこに とどきます。
あゆみの おおきさ ほはば は
おおきすぎると とびこえ ちいさすぎると おそい。
かたむきを かんじて すこしずつ おりる、それが こうばいこうかです。
かなめを じゅんに おして ふりかえって。(そんしつは たに → かたむきで むき → いっぽずつ なおす → ほはばが かなめ → そこへ しゅうそく)
これで そんしつを へらす
いちばん きほんと なる やりかたが わかりました。
かたむきを かんじて いっぽずつ なおしていく この うでが
きかいが みずから まなぶ ひけつです。
たくさんの つまみを おなじ やりかたで
すこしずつ なおしながら きかいは かしこく なります。
つぎは この あゆみを もっと よく ふみだす
やりかたを いっしょに つづけて みていきましょう。